今晩は、私の実質のメイン腕時計のお話です。
その時計は、やはりSEIKOのSUSというシリーズの時計です。
今から5年前の1999年の12月に購入しました。三針のオーソドックスな時計ですが文字盤がブルーというのがLM以来のこだわりです。
この時計の特徴はペパーチュアルカレンダーという万年カレンダーを搭載している点です。つまり、通常大の月、小の月でカレンダーの補正が必要ですが、この時計はおよそ我々が存在している間はこれらのカレンダー補正が不要という、昔のアナログ式では超高級時計にのみ搭載されていた、夢のような機構です。
しかし、今回5年ぶりにやってきた電池交換の機会に、この時計の弱点が判明したのです。なんとこれら永久カレンダー時計は専門ショップに出してもそのカレンダー調整の為に通常の時計より仕上げの日数が余分にかかるという事実でした。そんな注意事項や警告は、購入時一切しらされず、永久カレンダーの利便性だけ宣伝されていました。
なんか、電池交換に出したのをきっかけに、だまされたみたいでがっかりしていました。
しかし、当初3週間かかるといわれた電池交換は、2週間と3日であがってきました。そしてこの時知った事実がこの時計は立派な20BARという、生活防水10BARを遥かに凌ぐ防水性だったことです。(それで防水テストにさらに時間がかかった)
さらに、今回5年で電池交換を迎えましたが、メーカーの性能では10年の電池寿命を保証していたので通常¥3500かかる費用がなんと全くタダでした。(しかも、ガラス・バンドは洗浄されてました)普通買ってから最初の電池はテスター扱いでフルの性能が出ないのが当たり前だと思っていましたので、このメーカーの対応にははっきりいって感動しました。
なにしろこの時計定価¥32000、購入価格¥23520でした、この価格でこの性能と保証!日本メーカー、特にSEIKOがいかに素晴らしいか実感しました。
日頃も時計として一番良く使いますが、この時計の隠れた機能が、その回転ベゼルです。ダイバーにはよく回転ベゼルが付いていますが、このSUS、スーツに似合うフェースながら何気にベゼルが付いています。これがちょっとした時間を計るのに何かと重宝で、下手なクロノより一番良く使う3~15分程度の時間を計るのに非常に便利だと実感します。
今回の電池交換で実は以前購入予定でしたスントの購入を見送る決心が付きました。SUSで20BAR、以前登場したソーラダイバーがなんと200BAR!それに対しスントは、生活防水10BARを遥かに下回る3BARだったことが判明したのです。
スントは自分で電池交換できるのが魅力でしたが、やはりSEIKOのこれらの性能を日頃使っていると3BARはちょっと・・・という感想でした、
他の方もコメントいただいているように、この価格帯の日本製時計は世界最高峰の性能のようです。
しかし、電波時計はキライです!
コメント