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前回ご紹介しました今年行ったキャンプを振り返って、キャンプツーリングの実例とノウハウをお話したいと思います。

最初は、7月に行きました千葉の根本キャンプ場を舞台とした「海キャンプ」です。
ここは、かなり前にも訪れたことがありましたが、その時は開設期間外でテントを張ることが出来ませんでした。意外と海水浴場などの砂浜は、キャンプ禁止のところが多いのですが、ここは珍しく期間限定でビーチにテントが張れる場所として、ずーっと狙ったのでした。

2005年は7月17日~8月22日の開設が決定し、私は初日の7月17日を狙いました。なにしろHPでもお盆は来るな!と宣伝しているほど超人気のキャンプ場。初日に行くしかないでしょう。しかし、この日はまだ梅雨が明けておらず、雨を心配しながら出かけました。

そして無事13時に現地到着。しかし三角の広大な岬は、みごと車とテントでいっぱいでした。一応管理室でお金を払い、支払い済み目印の小旗と大きな板?を渡され場内を進みました。しかし、おいしい所は既に四輪で占められ、比較的空いているエリアは、砂地でした。他にやってきたバイクを見ると、アメリカンの兄ちゃんは早々と進入を諦め、管理室のそばにバイクを置いてるし、セローの兄ちゃんまで入ってこない!ええい、俺はバイクをそばに置いてテントを張りたいんや!砂にハンドルを取られながらどんどん奥に進んで行きました。

そもそもホンダがどうしてこのような大排気量のオフロードを発売したかというと、一時流行ったデザートレースが要因で、砂浜などをガンガン突き進む、強大なトルクを持つオフロードが望まれたのがきっかけでした。すなわち、ここはSLRの生まれた故郷のようなもの、ひと時私はSLRを生まれ故郷に放ちました。と、ここで現実に戻り、気がつけばタイヤが埋まるぐらい砂に埋まり、これ以上進入は危険と思うところでテントを張りました。そこで、管理室で渡された板の意味がわかったのです。そうです、この砂浜、この大きな板をかまさないと、メインスタンドはおろかサイドスタンドなど全く使えないのでした。

天気は、台風が接近していて曇り空、風が強かったです。その中、まず腹ごなし。遅い昼食の用意をします。この日は最近定番となった、ざるうどん。これは、乾燥したざるうどんを茹でて、乾燥葱をまぶし、つゆをコッヘルにぶっかけるだけ。(ポイントはちいさなザル持参)夏はこれがうまい!

その後テントを設営後、買出しに出かけました。私のキャンプ場評価の大きな基準は買出しの利便性が大きなポイントです。最初から買出しが望めない時は、キャンプ場に入る前に行いますが、理想は一旦設営が済んでから買出しに出かけるパターンです。幸いこのキャンプ場は、バイクで5分ほどで大きなスーパーがありました。そこで狙うのは現地の旬のもの。ここは、海に近いので海産物が豊富。この日はサザエと鯵の干物、そしてここでしか食べられない鯨のタレ。他にとうもろこし、ビール・チューハイ多数を買い込みました。このように設営が済んだ後だと好きなだけ買出しができますが、これがキャンプ場に向かう途中だと積載量が制限されてしまうんですね。

この日は、ご馳走が手に入りごきげんで、キャンプ場に戻りました。ここからが私流キャンプの一番おいしいところ、少し台風で波が高い大海原をながめながら、MP3で大好きな音楽を聴き、ビールをあおりながら、小説を読み、ぼーっとする1時間半。珠玉の時を過ごしました。

その間に食したのが、さっき買ったとうきび。新鮮なとうきびは、生でもいけるんです。

そうこうしているうち、ビーチも閉鎖。ぼちぼち夕食作りにかかります。すでに大量のビールを摂取しており、夕食はつまみ程度。この日のメインディッシュは、さっき買ったサザエ。もう10年以上愛用しているコールマンPEAK1にプリムスの折りたたみ網を組み立て、壷焼きをしました。このPEAK1最近のストーブと違い、2レバーでとろ火もOKというすばらしいツールです。この日もうまい具合に壷焼き完成!(この時のポイントはポケット醤油)ぷりぷりの身とワタの部分も絶妙の美味しさでした。

そう!キャンプ料理の極意は、焼きですな。どんなものでも、ソーセージでも焼くと不思議に美味しくなるんですよ。そんな訳で、もうひとつ鯵の開きも軽くあぶっていただきました。

締めは、ラーメン。ここでの拘りはカップラーメンだとお手軽ですが、やはりキャンプ場では袋入り!それも私は韓国の辛ラーメンに拘ります。このラーメン日本の麺を茹でるというより、麺を煮込むというその力強さがお気に入りです?しかも激辛のスープは、飲むと元気倍増。夏に合います。

その後は、チューハイをグビグビやって、鯨のタレでバーボンをチビチビやって9時には寝ちまいました。

しかし!この日結局梅雨が明けていたそうで夏に突入していたそうです。寝ていたら暑!暑さで寝苦しいまま朝を迎えました。(ここのポイントはうちわ。これなかったら死んでました)せっかくの海岸なので朝日を拝もうと早朝4時半に起きだし、砂浜をブラブラしました。しかし、いつまでたっても朝日が現れませんでした。後で地図を見ると朝日の出る方向は山でした・・・。

そんな、失敗にもめげず二日目既に梅雨明けをした日本列島、暴力的な日差しが襲って来ました。帰りに千葉のあちこちを巡るつもりでしたが、この日はあまりの暑さに午後には早々に帰路に着いたのです。結局35度まで気温の上がったこの日。キャンプツーリングは、体力です。