そこで、昔大阪で仕事をしていた時に出合った麺で、おそらく私にとって、明日地球が最後の日で
あったとしたら、一番食べたいものとして、ためらわずあげられるメニュー。それがキングオブ麺
「うまいそば」である。
その店は、大阪は堺筋本町の船場センター街2号館の地下二階にひっそりと営業している。店名は
大名そば。どこにでもある蕎麦屋の佇まいである。
しかし、一歩店に足を踏み入れるとおばちゃんの「いらっしゃい!」と威勢のいい出迎えの越えで
20数年前にタイムスリップしたような昔と全然変わらない店内に導かれる。
そして私は注文する。「うまいそばの大下さい。」すかさずおばちゃん「はい、だいまい一丁!」
久しぶりのこのやり取りに、私は震撼する・・・。
いつもは、作りおきで(笑)直ぐ出てくるのだが、この日は茹でたてらしくしばらく待った。
出てきたうまい蕎麦は、いつもよりもつやつやした太目の蕎麦で、それを暖かい甘めの天かすと
生卵の入った、この店秘伝の付け汁で頂く。くー相変わらずうまい!
でも改めてこのうまいそばを分類すると、純粋な日本そばでは無いし、つけ麺ような不思議な
味なのである。
大盛をあっというまに完食し、残りの汁をそば湯で割っていただく。ごちそうさま。
しかし、ここでふと気がついたのが、以前のだいまいはもっと量が多かったような?
まあいいやと、お会計。しかし、ここで愕然とした。以前は12時前だと100円引きだった
ので、必ずこの店には12時前に入るように心がけてこの日も12時前に入ったのだが、
このシステムが廃止されていたのだ!確かに店に以前書かれていた注意書きが無くなって
いたが、大阪で昼飯¥850は、ちょいと高いでんな。
よもやうまいそばは、観光客向けの食べ物となってしまったのである。残念。
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