イメージ 1

先日終了した光杯の興奮冷めやらぬ中、今年の大会を振り返ってみたい。

私にとっては出場4回目の大会だったが、最初の1回目はチャレンジクラスで2回目以降はオープンクラスでの出場だった。

しかし、これまでのオープンクラスでの滑りは実力を発揮するにはほぼ遠く、悔いが残るものであった。

そこで今年出場にあたって考えたのは、難易度を下げてでも「蹴らない」、「スピード維持」「のびのび滑る」が実現できるルーティンの採用、だったのである。

バックバージョンと、フォワードバージョンを用意。ほぼ1年かけて多少の修正を加えながら大会に臨むことができた。

お陰で当日は、二本ともパイロンキックなく自分でもかなりのびのびと滑れたと思う。その結果評価された点数なので自分としては出し切った感がある。結局36人中24位。私にとって光杯では最高の成績だった。

それより今年の収穫は、自分にとって「トリスラとは何か?」ということが確認できたことである。

それはこの競技をするにあたって人との繋がりが大事だということが判ったからである。今年もくろよんさん、kazさん、ひぃーろさん、まつさんなどから助言をもらったり、刺激をもらったりして滑ることが無性に楽しかった。

そしてその結果「滑りに楽しさが滲んでいる」と言われたことは、トリスラの本質に迫れたのではないかと思う。

トリスラは、FSSと異なり明確に技にポイントが付く競技ではない。ザーッと滑ってその全体の印象がキーとなるだけに若者のように絶対スピードでは敵わないにしても全体での印象、特にその人独特のオーラを醸し出す滑りができれば最高だと思っている。

このように大会は、私にとって自分への挑戦でありインラインを継続する原動力でもあるのだ。加えて大会では普段会えない遠方の方や、関東近郊の有名スケータさんと交流できる絶好の機会でもある。

結果、光杯は今やインライン業界では欠かせない一大イベントとして君臨しているのだが、私は一人でも多くの特にビギナーの方に参加して欲しいと思う。

それともうひとつこの大会に臨むのは、以前オープンクラスは、上級のAクラスと中級のBクラスの分かれていたのが前回から撤廃されてひとつのクラスになった。当然中級レベルの我々は予選突破が難しくなったがそのことは仕方がないとしても、今後シニアクラスの創設を望みたい。

今回の結果をみても年齢のよる偏りが著しいこととがその根拠であるが、今後大会主催者側へ働きかけたいと思っている。

いずれにせよ12回を迎えたこの大会については今後もスタッフ兼選手として参加を続けていきたい。